hundunっていうPythonライブラリを作ってみた
なんとなくカオス解析用のPythonライブラリを作成しました。
hundun
最近書いていたコードが溜まってきたので、一箇所にまとめるついでにライブラリにしてみました。
正直コードとか綺麗ではないんですけど、PyPIに登録してpipでインストールしてみたかったので試してみました。カオスの解析ってあんまり需要なさそうなんですけど、気がつくとtotalダウンロード数が4000を超えていました。
関数等の解説はwikiにまとめました。
Pythonライブラリなら"Docstringを書いて、Sphinxでドキュメント化"が一般的なんですが、なんとなくGitHubのwiki使いたかったので使ってみました。
実装内容
基本的な実装内容は時系列データに対する解析と式に対する解析です。
時系列データ
時系列の方は基本的なカオス解析に必要な機能と次元の計算・推定をメインにしています。
自分は実際の研究ではほとんど使わなかったので、少し雑な実装が多いです。
時系列からのリアプノフスペクトラムの推定だけ後で追加で実装する予定です。
力学系(式)
基本的には写像(離散力学系)と方程式(連続力学系)のリアプノフスペクトラムの推定がメインです。
それに伴う計算方法の追加とか、可視化等いろいろ実装している感じです。
たとえばhenon写像のパラメーターに対するリアプノフスペクトラムの計算結果を示します。
使用している関数の説明とかサンプルコードはこちらです。
Example - Henon map | hundun.wiki
カオス解析
実装したものに関して解説記事を書いたら、下記に追記していきます。